東北住建株式会社

お知らせ

「JUHKEN FACTORY SHOP 2020」開催中止のお知らせ

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、参加者および関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果、4月11日に開催を予定しておりました「JUHKEN FACTORY SHOP 2020」を中止することにいたしました。

 

 お客様ならびにお取引先の皆様、出展メーカーの皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

2020年3月6日 住建会講演会

 今回はYKK AP㈱白瀬 哲夫様より「住まいの発展史から見た窓のこれまでとこれから」と題し、各国の高性能マドを概観とした日本の現状と、その未来についてお話いただきます。

 後半は、岩手県立大学盛岡短期大学部の内田准教授より、「フェネストレイションバウ中国2019(中国国際冂窗幕擅博覧会)」についてご報告いただきます。世界最大規模のマド博覧会で何が展示されているか、何が問題か、我々にとっての課題は何かを考えたいと思います。

 

■講  師:白瀬 哲夫様 YKK AP㈱ リノベーション本部

    演  題:住まいの発展史から見た窓のこれまでとこれから

 

■講  師:内田 信平准教授 岩手県立大学 盛岡短期大学部

    演  題:フェネストレイションバウ中国2019 視察報告

 

■開催日時:2020年3月6日(金)13:30~16:30

      13時開場します

 

■講演会場:盛岡地域交流センターマリオス185(18F)

 

■会  費:1,000円/1人(学生は無料)

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2020年2月7日 住建会新春恒例講演会のご案内

 住建会新春恒例講演会のご案内です。

 第1部は広島大学大学院工学研究科 建築学専攻建築構造力学研究室 森 拓郎先生に、深刻な温暖化で北国でも無視は出来ないシロアリの食害と建築についての講義をおこなっていただきます。本分野の第一人者のお話なのでご期待ください。

 第2部はおなじみのオプコード研究所 野辺 公一先生です。「2020年代の拠点化戦略」と題し、減少が明確な今後の住宅需要に対して、我々は何をしなければならないかなどをお話しいただきます。

 オリンピックを前に浮足立ちがちな世相の中、この後どう準備するのか講師の率直なご教示をわたしたちは深く考えていきたいと思います。ぜひご参加ください。

 

■講  師:広島大学大学院工学研究科建築学専攻 建築構造力学研究室 森 拓郎先生

■演  題:シロアリを含む木材劣化と木造住宅における影響

 

■講  師:㈱オプコード研究所 所長 野辺 公一先生

■演  題:2020年代の拠点化戦略

 

■開催日時:2020年2月7日(金)13:30~17:00

 

■講演会場:盛岡地区勤労者共同福祉センター2階会議室

      岩手県紫波郡矢巾町流通センター南1-2-7(019-638-1302)

 

■会  費:1,000円/1人(当日受付にてお支払い願います)

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2020年「年頭所感」

2020年「年頭所感」 東北住建株式会社 社長 及川秀貴

 

 2020年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。皆様におかれましては、輝かしい新年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。また旧年中は皆様より格別のご支援、ご協力を賜りましたこと、深く感謝いたしますとともに心より御礼申し上げます。

 

 昨年は、政治、国際社会、スポーツ界など、喜ばしいこともそうでないことも、「平成」を総括すると共に、「令和」時代の未来を示唆するかのような出来事が起こった年だったように思います。

 また、自然が猛威を奮い、本県をはじめ日本の広い範囲に大きな被害をもたらしました。復興にはまだまだ歳月を要するものと案じています。

 

 地球温暖化に関しては、昨今急増している自然災害だけでなく、東京オリンピックの競技開催地の変更や日本近海での漁業不振など様々な分野で我々の暮らしにも影響を及ぼしてきています。

 

 企業にとって地球もステークホルダーの一員です。そのステークホルダーである地球が、大量のプラスティックごみと温暖化で悲鳴を上げています。ステークホルダーの悲鳴を無視した経営は持続可能ではありません。これからの建築では、いかに地球に負荷をかけない建物を造るかという視点がますます重要になってきます。弊社はそのために微力を尽くして参ります。

 

 人口減少と少子高齢化に伴う社会構造の変化、様々な業界再編の加速、AI、ロボティクス、キャッシュレス化など、我々を取り巻く環境は早いスピードで変化をしています。

 弊社は、変化にしっかりと対応し、必要な情報・商材を国内外問わず集め、社是の「解決提供」のもとに、皆様が抱える問題に「解決」を提供致します。

 

 結びに、皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

「11月15日 住建会セミナー」のご案内です

 室蘭工業大学名誉教授の鎌田 紀彦先生と、MOLX もるくす建築社の佐藤 欣裕先生による新次元の高性能住宅に関する講演会を下記の通り開催します。

 これまでの省エネ論議は漸進的な省エネ強化がテーマで、本当の快適さの答えは未だ見えてきません。そこで昨年からのテーマで次世紀でも有用な住宅とはどのようなものか、温熱性能について日本での最終ゴールはどこかを、講師の率直なご教示をわたしたちと一緒に考えていきたいと思います。ぜひご参加ください。

 

■講  師:鎌田 紀彦先生 室蘭工業大学名誉教授

    演  題:最新のQ1.0住宅設計手法

 

■講  師:佐藤 欣裕先生 MOLX もるくす建築社社長

    演  題:自宅の建築から見えてきたこと

 

■開催日時:2019年11月15日(金) 13:30~16:30

 

■講演会場:盛岡地域交流センターマリオス 18階188号室

         岩手県盛岡市駅西通2-9-1(019-621-5000)

         盛岡駅隣接・徒歩1分

 

■会  費:1,000円/1人

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2019年7月19日 東京大学松村教授の出前講座

 今年も松村先生をお招きし、恒例の出前講座を開催致します。

 松村先生には「『和室』の世界遺産的価値を考える」と題しまして、ストック時代の建築学について視点を変えてお話していただきます。

 ゲスト講師は東北芸術工科大学の竹内昌義先生です。竹内先生には「これからのエネルギーまちづくり」と題しお話していただきます。「2020年の義務化」が実質的に見送られ、これから我々はどうあるべきか、先生からご指針をいただきます。

 時代の最先端におられる方々のお話です。貴重な機会なので是非ご聴講下さい。

 

■講  師:松村 秀一先生 東京大学工学部大学院教授

 演  題:『和室』の世界遺産的価値を考える

 

■講  師:竹内 昌義先生 東北芸術工科大学教授

 演  題:これからのエネルギーまちづくり

 

■開催日時:2019年7月19日(金) 13:30~17:00

 

■講演会場:岩手教育会館(ホールA)

      岩手県盛岡市大通1-1-16(019-623-3301)

 

■会  費:1,000円/1人(中・高・大学生は無料)

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「4月13日 JUHKEN FACTORY SHOP 2019」のお知らせです。

 2020年の300㎡以下の建築物への断熱義務化は見送りになるおそれが出てきました。

理由としては、現在の省エネ基準の適合率が、小規模の住宅の場合60%程度と低い水準にあること。受け入れ態勢が整っていないこと、断熱への投資の回収に時間がかかること等があげられていました。

 我々はお客様の快適さというものをさまざまな手法を駆使し提供しようとしてきました。その精神に変わりはありません。近年その快適さが環境の温度、湿度のみならず、空間のデザインや耐震性能、ステータスなどさまざまな要望を満たすようになってきています。共通の原理はあるにせよ、お客様のパーソナルな趣向は何通りにもなると思います。当社はそういう皆様のご要望に誠心誠意応えたいと思います。是非ご来場ください。

 

◆コンセプト「性能の先の豊かさを考える」

 

■開催日時:2019年4月13日(土) 9:00~16:00

 

■開催場所:盛岡地区勤労者共同福祉センター

 岩手県紫波郡矢巾町流通センター南一丁目2-7(TEL 019-638-1302)

 

●出店メーカー

アイカ工業㈱              三協テック㈱               フクビ化学工業㈱

アイジー工業㈱             サンポット㈱               ブライトン㈱

旭化成建材㈱              城東テクノ㈱               プレイリーホームズ㈱

旭トステム外装㈱            住友林業クレスト㈱            ㈱マーベックス

旭ファイバーグラス㈱          大建工業㈱                杢創舎(モクソウシャ)

㈱イケダコーポレーション        タカラスタンダード㈱           ㈱ヤマサカ

㈱イマヤマ               東商アソシエート㈱            吉野石膏㈱

㈱ウッドワン              ㈱TOTO                LIXIL岩手支店

㈱エクセルシャノン           ㈱トクラス                リンナイ㈱

㈱エコトランスファージャパン      東北電力㈱                ローヤル電機㈱

エヌビーエル㈱             ㈱トルネックス              YKKAP㈱ 

㈱オーカム               南海プライウッド㈱

㈱カナメ                ニチハ㈱

カネカケンテック㈱           日本住環境㈱

協立エアテック㈱            ㈱日本住研                ●協賛商社

クリナップ㈱              ㈱ノダ                   伊藤忠建材㈱

㈱栗原                 ㈱ノルド                  SMB建材㈱

ケイミュー㈱              パラマウント硝子工業㈱           住友林業㈱

㈱コロナ                ビッグテクノス㈱              三菱商事建材㈱

2019年3月8日 住建会講演会

 今回の住建会は、放電プラズマや高電圧工学など、ユビキタス社会や低環境負荷社会の構築の第一人者である高木浩一教授(岩手大学理工学部)に応用分野のエネルギーについてお話し頂きます。

 後半は、岩手県立大学盛岡短期大学部の内田准教授より震災から8年、住宅復旧の状況と見えてきた課題ー宮古市田老地区高台移転団地の調査より、として話題提供をしていただきます。普段耳に出来ないような内容です。

 

■講  師:高木 浩一 教授 岩手大学理工学部 システム創成工学科

 演  題:エネルギー需給の現状と課題

 

■講  師:内田 信平 准教授 岩手県立大学 盛岡短期大学部

 演  題:震災から8年、住宅復旧の状況と見えてきた課題

         ー宮古市田老地区高台移転団地の調査より

 

■開催日時:2019年3月8日(金) 13:30~16:30

      13時開場します。

 

■講演会場:㈱盛岡地域交流センター マリオス 18階 183・184会議室

 

■会  費:1,000円/1人(学生は無料)

 

お申込み方法/◎メール:segawa@tohoku-juken.co.jp  ◎TEL.019-638-4111 ◎FAX.019-637-0374

※ご参加申し込み締め切り~3月6日(水)までにお願い致します。

 

2019年1月25日 住建会新春恒例講演会のご案内

住建会新春恒例講演会のご案内です。

第1部は有限会社 伊礼智設計室 伊礼智先生には作品、手法についてお話していただきます。岩手では初の講演会となりますのでご期待下さい。

第2部は株式会社 オプコード研究所 野辺公一先生には高性能住宅の先にある「品質」の進化と題し、今後の住宅需要、我々は何をしなければならないかなどをお話しいただきます。

すでに衰退するであろう市場を肌で感じるようになってきました。講師の率直なご教示を皆さまとご一緒に考えていきたいと思います。ぜひご参加してください。

 

■講  師:有限会社 伊礼智設計室 伊礼 智 先生

 演  題:建築家伊礼智の仕事

 

■講  師:株式会社 オプコード研究所 野辺 公一 先生

 演  題:高性能住宅の先にある「品質」の進化

 

■開催日時:2019年1月25日(金)13:30~17:00

 

■講演会場:盛岡地区勤労者共同福祉センター2階会議室

      岩手県紫波郡矢巾町流通センター南1-2-7 (019-638-1302)

 

■会  費:1,000円/1人(当日受付にてお支払い願います)

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2019年「年頭所感」

2019年「年頭所感」 東北住建株式会社 社長 及川秀貴

 

 新年明けましておめでとうございます。旧年中のご支援、ご高配に心から御礼もうしあげます。そして本年も倍旧のお引き立てがいただけますよう伏してお願いもうしあげます。

 

 昨年11月に盛岡市で住建会と弊社が、室蘭工業大学名誉教授で一般社団法人新木造住宅技術研究協議会代表理事の鎌田紀彦先生と、一般社団法人パッシブハウス・ジャパン代表理事の森みわ先生との講演会を催したところ、県内外から多くのご来集がありました。

 

 鎌田先生は「100年後にも通用するエコハウス」、森先生は「温熱性能の今世紀最終基準」がテーマで、両先生のご講演はこれまでの省エネ論議が漸進的な省エネ強化にとどまることに飽きたらない、「どこまでやればよいのか」という思いに応えるものでした。

 

 ところがこの催しから一月も経ないうちに、国交省は2020年からの省エネ基準全面義務化を延期しそうだとの報道がありました。延期の対象は延べ面積で300㎡以下の小規模住宅・建築物ということですが、新築される戸建住宅の多くはそこに含まれます。

 

 義務化を見送る理由に「省エネ基準などに習熟していない事業者が相当程度いる」があります。省エネ計算のできる建築士事務所は50%程度(日本建築士連合会調査)、中小工務店でも50%くらい(リビングアメニティ調査)らしく、そこへの配慮があるようです。

 

 また小規模住宅・建築物は新築の90%余を占めるので、省エネ建築に不慣れな業者が確認申請をすれば行政側の対応が大変だという懸念も働いたようです。欧米先進国に比べ大きく見劣りする基準の改善が官民一体的なラッダイト運動(※注)で阻止されている気がします。

 

 弊社の催事や弊社員が受講する講演会でお見かけする顔ぶれが固定的なことを気に懸けてきました。地元で名の通った建築士事務所が省エネ知識の乏しいことに唖然としたこともあります。学ぶ人は学び、そうでない方はそうでないままに終わるのでしょう、

 

 行政の施策は大きな影響力を発揮しますが、どうもそれ頼みでは我が国の省エネ基準の強化、温暖化ガスの削減という喫緊の社会的使命が果たせそうにありません。高性能住宅造りに積極的な建築士、小規模事業者はすでにかなりおられ、彼らとの協働が重要です。

 

 弊社は22世紀の視点で21世紀の我々が取り組むべきことを明確に認識し、多くの連携を求め、民間先行で今世紀最終の省エネ基準設定(デファクトスタンダード化)がなるよう、今後とも微力を尽くそうと思います。

 

 消費の成熟・少子化・経済の減成長といった問題が先々に影を落とす中、消費税増税の緩和策としてクレジットカード決済に2%のポイント付与が検討されています。これが実行されればキャッシュレス決済が一気に普及するでしょう。

 

 キャッシュレス決済の進行は、商流で直接的な対人関係を必要としないビジネスを増やし、物流で距離の長短を問題としないビジネスを増やすでしょう。ここにIT技術やWEBの活用が大きく関わってきます。

 

 IoT化が進むと知らないうちに自分がだれかに支配されかねない不安、怖れを覚えます。IT社会という言葉に人間性の希薄な無機的なものを感じるのはわたしだけでしょうか? どれだけAIが発達しても人間社会は人間のものだとこだわる自分がここにいます。

 

 住宅やビル等は建築中こそ建築物ですが、建ってしまえば不動産です。これから建つ建築物とすでに建っている不動産との両方にまたがる形でリノベーション市場が出て来ました。リノベ市場の担い手には人間関係の再構築を試みる動きが濃厚にあるようです。

 

 弊社の先代は社長退任時、レイモンド・チャンドラーという作家が作中でフィリップ・マーローという探偵に言わせた「タフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きる資格がない。」を援用し、「強いものには雄々しく、弱いものには優しく」と言いました。

 

 東北住建の社員は時々この言葉を思い出し、人と人という間柄を至高の宝物とし、リノベ市場で人間どうしの新しい社会関係が生まれつつあるように、わたしたちのビジネス社会でも相互信頼が一段と濃密な、共存・協働がある社会の構築を目指したいと考えます。

 

 鎌田紀彦先生、森みわ先生のご講演は録音し、文字起こしをしました。両先生のご了承をいただいたので、その全文が弊社ホームページでご覧いただけます。

 

 結びに、皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせて頂きます。

 

※注:ラッダイト運動(1811~17年のイギリス産業革命期にイギリス中部・北部の手工業者たちが、生活苦や失業の原因を技術革新と機械導入によるものとして起こした機械破壊運動。ここでは、進めなければいけない改革、改善に抵抗する人々の動きの意。)